五色百人一首 千葉県大会ルール
TOSS五色百人一首協会認定公式ルールに準じています。
各会場により独自ルールを採用していることがあります。
☆試合要領☆
・1対1の対戦を原則とする。
・同じ色にエントリーしている参加者を、4人1グループを原則として組ませる。
(3人1グループの場合もある。)
・その際、
1)学校が異なり、
2)学年が同じである者同士が組んでいくことを原則とする。
・参加者には「青1」「赤2」などの番号をつけ、試合場にはグループ名を表示する。
選手番号は、パンフレットに明記し、受付時にも各参加者に通知する。
・参加者は、審判によってコールされたグループ名で移動する。
☆予選☆
・読み手は色ごとに1人、審判は2試合に1人がつくことを基本とする。
・予選は4人組の総当たり戦で全員が3試合を行う。
(3人1グループの場合は,3人組の総当たり戦で全員が2試合を行う。)
・各グループで順位を出す。順位は、次の基準で決定していく。
1各グループで最も勝ち数の多い2人が決勝トーナメントに進む権利を得る。
2勝ち数が同じ者が複数いた場合は、予選の試合でとった札の枚数の合計が多い者が決勝トーナメント進出の権利を得る。
3勝ち数が同じで,予選での直接対決の勝敗でも判断できない場合は,予選で直接対決したときの勝者が決勝進出の権利を得る。
4勝ち数が同じ,枚数が同じ,予選で直接対決の時の勝者が判別できない場合は、再度直接対決を行い,直接対決で勝った者が決勝トーナメント進出の権利を得る。
☆試合進行☆
1.選手が位置についたら、読み手の合図であいさつ、握手をする。
2.審判は20枚の札を予め切って2つ(10枚ずつ)に分けておき、ジャンケンで勝った方が、そのうちの好きな方を取る。
なお、山になった10枚の1番上の1枚を見て選ぶのであり、全ての札を確認することはできない。
3.両者は自分の10枚を横5枚、縦2段に並べる。
自分の札は自分の方に向け、お互いに札の頭をつけるようにする。
※横は空けて構わない。
並べ終わったグループは、審判が読み手に「準備完了」を片手を上げることにより報告する。
4.審判は、最後のグループの準備完了の合図を受けた時点で、「札を覚えてください」と選手全員に告げる。この声があった後は、選手は札の位置を移動してはならない。
5.1分間、札の位置を覚える時間を取る。この時間に、自分の札、相手の札にかかわらず、裏を返して見てもよい。(札の移動はできない。)
6.1分経ったら、読み手は序歌を読み始める。
序歌は、例えば次のようなものを読む。
百人一首に含まれていないものならばどんな和歌でもよい。
ご用意よければ 空札一枚
東海の 小島の磯の 白砂に 我泣き濡れて 蟹と戯る
7.読み手は上の句と下の句を1回ずつ1読む。
出札(読まれた札)が見つからないグループがあっても、待たずに次の札を読み始める。
8.札を取るときには「はい」と声を出すように指示し、取った札は自分の手元に置かせる。自分の右か左かは特定しないが、場の札と間違わないように、裏返しにさせる。
9.両者の手が同時に札に触れた(ついた)ときにはジャンケンで素早く決める。
手が上下に重なったときは、下に手がある者が早い。
10.進行中に、どちらが取ったか分からない、ジャンケンに時間がかかった等のトラブルがあり、次の札を読むのを留めて欲しいと判断した審判は、すぐに片手を上げ、読み手に合図する。
手が上がったのを確認した審判は、一時、読み上げをストップする。
審判は、トラブルが終了した時点で挙げていた手を下ろし、それを確認したら、読み手は読み上げを再開する。
11.札を取るとき以外は、自分の手のひらを自分の体のどこか(普通は膝か腿)につけておく。
手をかざしながら札を探してはいけない。
審判が注意をしても繰り返すようならば、相手の邪魔になったとして、お手つきとして扱うこともある。
12.試合中、場の札の枚数が減った場合にも、札の場所を覚えて試合をしているので、空いたスペースに、札を移動させてはならない。
13.次の札を読み始めたら、それ以前の札は取ることができない。
14.試合中(1枚の勝負がついて、読み手がまだその札の残りの部分を読み上げている間)に、取り札の裏の上の句を見てもよい。ただし読み始めたら見てはいけない。
15.読み手は、17枚を読んだ時点で読みを終え、審判は両者が取った札の数を数える。多く取った方が勝ちとする。
16.両者の取った札の枚数が同じだった場合には、審判は素早く片手を上げ、読み手に「勝負の1枚」を読み上げることを要求する。
この「勝負の1枚」は、試合で読まれなかった3枚の中から1枚を読み上げ、この札を取った者が勝ちとなる。
または、この札でお手つきをした者の負けとする。
ただし、この1枚はあくまで「勝敗を決めるために読み上げる」のであるから、「取った枚数」には含めない。
19.試合終了後は、審判は速やかに取った枚数と勝敗とを用紙に記録する。
この作業が完了するまで、参加者はその場を動いてはならない。
20.全ての対戦カードの記入を確認したら、読み手は「有り難うございました」と挨拶を促し、各審判は握手、礼をさせる。
使用した札が20枚そろっていることを確認し、審判は試合の終了を告げる。
【お手つきルールについて(重要)】
☆間違えた札に触れたら「お手つき」となる。
お手つきした場合には、自分の取った札から1枚、場に出さなければならない。
持ち札が無いときにお手つきが発生した場合は、1回休みとして次の札はとることができない。
なお、場に出した札は、取った札と区別するため、裏返しておく。
・自分の前の10枚でも、相手の前の10枚でも、どこの札であっても同じようにお手つきとする。
・2人の間に「場」を作る。お手つきの札はそこに重ねて置いておく。
・「場」の札は、次の札を取った人が1枚だけもらえる。
・「場」に2枚以上あった場合には、その次の札を取った人も1枚もらえることになる。
・試合終了後に、「場」に札が置かれていることもあり得る。
<注意>
○1つの読みに対して2枚以上の札に触れた場合。
①最初に正しい札に触れ、その後間違った札に触れた場合
→ 最初に触った札は正しいので自分のものになるが、その後触れた札は、おてつきとなるので、お手つき札を出す。
②最初に間違った札に触れ、その後正しい札に触れた場合。
→ 札に触れることができるのは1度だけなので、2度目の札がたとえ正しかったとしてもおてつき2回とみなす。よって、場に2枚おてつき札をだす。
③お手つきを数回して、その分だけのお手つき札が手持ちにない場合。
→1回休みとする。2枚出せなかったとしても2回休みとしたりはしない。休みは1回までとする。